先日、横浜市青葉区にお住まいのT様邸にて、屋根塗装・付帯部塗装・ベランダ防水工事を行いました。外壁塗装ばかりに目が行きがちですが、屋根や付帯部、ベランダの防水もあわせて施工することで、建物全体をしっかり長持ちさせることができます。今回はそれぞれの工程についてご紹介します。
記事の目次
屋根塗装の重要性
屋根塗装が果たす役割
屋根は建物の中でも最も紫外線・雨風の影響を受けやすい部位です。スレート屋根の場合、表面の塗膜が劣化すると防水性が失われ、屋根材そのものが水分を吸収しやすくなります。この状態が続くと、屋根材の反りや割れ、最終的には雨漏りにつながる恐れがあります。屋根塗装は見た目を整えるだけでなく、屋根材を紫外線や雨水から守り、建物の寿命そのものを延ばすための重要な工事です。
中塗り・上塗りで耐久性を作る
屋根塗装も外壁と同様に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。写真は中塗り工程の様子で、屋根材の凹凸に沿ってローラーで均一に塗料を乗せています。屋根は勾配があり、日射の反射も強いため、外壁以上に塗りムラが出やすい部位です。職人は太陽の向きや光の反射を見ながら、塗り残しがないよう一枚一枚確認しながら作業を進めます。T様邸では遮熱性能のあるシリコン系塗料を使用し、夏場の室内温度上昇を抑える効果も期待できる仕様としました。
付帯部塗装(シャッターボックス)の作業内容
付帯部塗装とは何か
付帯部塗装とは、外壁や屋根本体以外の部分、具体的には雨戸・シャッターボックス・破風板・軒天・雨樋などを塗装する工程の総称です。これらの部位は面積こそ小さいものの、外壁と同じように紫外線・雨風にさらされており、放置すると金属部分のサビや木部の腐食が進行してしまいます。また、外壁だけを綺麗に塗り替えても、付帯部が劣化したままだと建物全体の見た目のバランスが崩れてしまうため、外壁塗装とあわせて施工するのが基本です。
シャッターボックスの塗装手順
T様邸ではシャッターボックス(雨戸の収納部)の塗装を行いました。まず表面のサビや汚れをケレン(研磨)作業で落とし、塗料の密着を高めます。その後、周囲を養生テープで丁寧に保護し、はみ出しがないよう際の部分から筆で塗り、広い面はローラーで仕上げていきます。写真のように、金属部分は塗料の乗りが均一になるよう、薄く複数回に分けて塗り重ねるのがポイントです。厚塗りをしてしまうと乾燥不良やムラの原因になるため、適切な塗布量を守ることを徹底しています。
ベランダ防水工事の作業内容
ベランダ防水がなぜ必要か
ベランダやバルコニーの床は、雨水が直接当たり続ける上に、人が歩行することで表面が摩耗しやすい部位です。防水層が劣化すると、床のひび割れから雨水が浸入し、下の階の天井や壁にシミ・雨漏りを引き起こすことがあります。特に集合住宅型の住宅や、ベランダの下が居室になっている場合は、防水層の劣化が室内へのダメージに直結するため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
防水塗装の施工手順
T様邸のベランダでは、既存の防水層の状態を確認した上で、ウレタン塗膜防水工法で仕上げました。まず高圧洗浄で床面の汚れを落とし、下地の状態を確認します。写真のように、防水塗料を1回目・2回目と塗り重ねていくことで、継ぎ目のない一体化した防水層を形成します。塗料が乾ききる前に排水口(ドレン)周辺にゴミや埃が付着すると防水性能が落ちてしまうため、施工中は養生シートで周囲を保護しながら、乾燥時間を十分に確保して作業を進めました。仕上げにはトップコートを重ねることで、紫外線による劣化からも防水層を守っています。
複数の工程をまとめて行うメリット
足場を有効活用できる
屋根塗装・付帯部塗装・ベランダ防水はいずれも高所作業を伴うため、外壁塗装と同じ足場を使って一度にまとめて施工することで、足場の架け替えにかかる費用と時間を節約できます。T様邸でも、外壁塗装用に設置した足場を活用し、屋根・付帯部・ベランダの工事を効率よく進めることができました。
雨樋・軒天など他の付帯部との関係
雨樋の劣化にも注意が必要
付帯部の中でも雨樋は、屋根から流れる雨水を集めて排水する重要な役割を担っています。紫外線による劣化で樹脂製の雨樋が変色・変形すると、継ぎ目から雨水が漏れ出し、外壁の汚れやコケの発生原因になることがあります。今回のT様邸では雨樋自体の交換までは行いませんでしたが、点検の際に破損や変形がないかを確認し、必要に応じて部分補修をご提案できるようにしています。
軒天(のきてん)の塗装も忘れずに
軒天とは、屋根の裏側にあたる軒下部分の天井面のことです。雨や湿気がこもりやすく、塗膜が劣化するとカビや黒ずみが発生しやすい部位でもあります。外壁・屋根塗装とあわせて軒天の点検を行うことで、建物全体の防水性能を漏れなく確認することができます。
よくあるご質問
Q&A
Q. 屋根塗装はどのくらいの頻度で必要ですか?
A. 屋根材や塗料の種類によって異なりますが、一般的には10年前後を目安に塗り替えが必要です。色あせやコケの発生、塗膜の剥がれが見られたら点検のサインです。
Q. ベランダ防水はどのタイミングで行えばよいですか?
A. トップコートの防水性能はおおよそ5年前後で低下し始めるといわれています。表面のひび割れや水たまりができやすくなったと感じたら、早めの点検をおすすめします。
Q. 付帯部塗装だけを外壁塗装と別に行うことはできますか?
A. 可能ですが、足場代が別途必要になり、トータルコストが高くなる傾向があります。外壁塗装や屋根塗装のタイミングにあわせて同時施工することをおすすめしています。



今回は横浜市青葉区T様邸の屋根塗装・付帯部塗装・ベランダ防水工事についてご紹介しました。目立ちにくい部分だからこそ、一つひとつの工程を丁寧に行うことが建物全体を長持ちさせることにつながります。住マ居ル建装では、外壁だけでなく屋根・付帯部・防水まで含めたトータルなメンテナンスをご提案しています。
屋根やベランダの劣化が気になる方も、点検・お見積りは無料で承っております。お気軽にご相談ください。
住マ居ル建装株式会社
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