こんにちは、住マ居ル建装です。相模原市南区T様邸のリフォームレポート、今回は屋根塗装についてご紹介します。太陽光パネルが設置された屋根の塗装工事がどのように進むのか、下塗りから上塗りまでの流れを詳しく解説します。
記事の目次
使用する塗料について
今回のT様邸では、耐候性と防藻性に優れたシリコン系塗料を屋根に使用しています。塗料のグレードによって耐用年数や価格が異なるため、屋根の状態やお客様のご予算に応じて最適な塗料をご提案しています。
グレードによる耐用年数の違い
屋根用塗料には、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系など複数のグレードがあり、グレードが上がるほど耐用年数も長くなる傾向にあります。シリコン系塗料は耐久性とコストのバランスに優れており、多くの住宅で採用されている定番のグレードです。T様邸でも、太陽光パネルの発電効率への影響も踏まえたうえで塗料を選定しました。
屋根塗装の基本工程
屋根塗装は、外壁塗装と同じく下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。それぞれの工程には明確な役割があり、順番を守って丁寧に仕上げることが屋根の耐久性を左右します。
下塗りの役割
下塗りは、既存の屋根材と上に重ねる塗料をしっかりと密着させるための工程です。屋根材の種類によって専用の下塗り材(シーラーやプライマー)を使い分け、表面に浸透させることで、その後の中塗り・上塗りの塗料がしっかりと定着する土台を作ります。下塗りを省略したり不十分なまま進めてしまうと、どれだけ良い塗料を上に重ねても本来の耐久性能を発揮できません。
T様邸での下塗りの様子
下の写真は、T様邸の屋根に下塗りを行っている様子です。屋根には太陽光パネルが設置されているため、パネルの縁や金具部分に塗料が付着しないよう、刷毛を使って丁寧に際を塗り分けながら作業を進めています。パネルのすき間や配線周辺など、ローラーが届きにくい箇所も見逃さず、一箇所ずつ確認しながら塗り重ねていきます。

中塗り・上塗りで耐久性を高める
下塗りが完了し十分に乾燥したら、中塗りと上塗りを行います。同じ塗料を2回重ねて塗ることで塗膜に適切な厚みが生まれ、紫外線や雨風に対する耐候性が高まります。
なぜ同じ色を2回塗るのか
中塗りと上塗りは基本的に同じ色・同じ塗料を使用しますが、あえて2回に分けて塗る理由は、1回だけでは塗料本来の膜厚(塗膜の厚さ)が確保できないためです。膜厚が薄いと紫外線による劣化が早く進み、数年で色あせやチョーキングが再発してしまいます。規定の膜厚を守って2回塗り重ねることで、メーカーが公表している耐用年数に近い性能を発揮できるようになります。
上塗り作業の様子
下の写真は、屋根の上塗り作業を行っている様子です。傾斜のある屋根の上での作業となるため、足元に十分注意しながら、ローラーで均一に塗料を伸ばしていきます。破風板(屋根の側面にある板)の一部も同時に塗装し、屋根全体で統一感のある仕上がりを目指します。

屋根塗装で使用する塗料の特徴
屋根用の塗料には、遮熱性や防藻性(コケやカビの発生を抑える性能)に優れた製品が多くあります。屋根は外壁以上に直射日光や雨風の影響を受けやすい部位のため、耐候性の高い塗料を選ぶことが長持ちの秘訣です。
遮熱塗料のメリット
近年人気が高まっているのが、太陽光を反射して屋根表面の温度上昇を抑える遮熱塗料です。夏場の屋根裏の温度上昇を軽減できるため、冷房効率の改善にもつながるとされています。太陽光パネルが設置されている屋根では、パネル自体の発電効率にも良い影響を与える可能性があるといわれています。
屋根塗装と外壁塗装を同時に進める理由
T様邸では、屋根塗装と外壁塗装を同じ足場を使って並行して進めています。屋根と外壁の工事を別々のタイミングで行うと、その都度足場を組み直す必要があり、費用と工期の両方が余分にかかってしまいます。
職人同士の作業分担
屋根と外壁を同時に施工する場合、天候や乾燥時間を踏まえながら、屋根担当と外壁担当の職人がそれぞれの作業スケジュールを調整します。屋根の乾燥を待っている間に外壁の洗浄や下塗りを進めるなど、効率よく工程を組み合わせることで、全体の工期を短縮しながら質の高い仕上がりを実現しています。
塗料の乾燥時間と工程管理
屋根塗装で使用する塗料は、種類によって乾燥に必要な時間が異なります。気温や湿度によっても乾燥速度は変化するため、次の工程に進めるタイミングを塗料メーカーの規定に沿って正確に見極めることが重要です。乾燥が不十分な状態で次の塗装を重ねてしまうと、塗膜の中に水分や溶剤が閉じ込められ、膨れや剥がれの原因になることがあります。
よくあるご質問
Q. 太陽光パネルは屋根塗装のときに外す必要がありますか?
A. 多くの場合、パネルを外さずに周囲を養生しながら塗装することが可能です。ただし配線の状況やパネルの設置方法によっては一時的な取り外しが必要になるケースもあるため、事前調査で確認いたします。
Q. 屋根塗装は何年ごとに行うのが目安ですか?
A. 使用する塗料の種類にもよりますが、一般的には10年から15年程度が目安とされています。色あせやコケの発生が気になり始めたら、点検のご相談をおすすめします。
点検・お見積りは無料で承っております。屋根の塗装でお悩みの方は、お気軽に住マ居ル建装までご相談ください。
住マ居ル建装株式会社 TEL:045-755-5650
次回は外壁塗装と付帯部の是正作業についてご紹介します。細部の仕上げにこだわった住マ居ル建装の丁寧な施工の様子を、ぜひ引き続きご覧ください。
