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横浜市泉区T様邸 屋根・外壁塗装工事(高圧洗浄・下塗り)

施工ブログ 2026.08.02

横浜市泉区で進めている屋根・外壁塗装工事の現場から、高圧洗浄と下塗りの様子をお届けします。「洗浄って水で流すだけでしょう?」と思われがちですが、実はこの工程の丁寧さが、後の塗料の密着や耐久年数を大きく左右します。今回はその理由を、実際の現場写真とあわせてご紹介します。地味に見える工程だからこそ手を抜かず、丁寧に進めることが仕上がりの美しさと耐久年数の両方に直結します。

高圧洗浄で汚れ・コケ・古い塗膜を落とす

洗浄を省略してはいけない理由

外壁や屋根の表面には、目に見えない汚れや藻・コケ、チョーキング(塗膜の劣化による白い粉状の付着物)が蓄積しています。これを落とさないまま新しい塗料を重ねると、塗料が下地にしっかり密着せず、数年で剥がれや膨れの原因になります。洗浄が不十分なまま塗装を進める業者も残念ながら存在するため、この工程を丁寧に行うかどうかは工事全体の質を左右する重要なポイントです。今回の現場でも、高圧洗浄機を使って屋根・外壁の隅々まで水圧をかけ、古い塗膜や汚れを丁寧に洗い流しました。

玄関まわりの洗浄作業

写真は玄関まわりの外壁を洗浄しているところです。サッシや門柱など塗装しない部分は事前に養生をして、洗浄水が飛び散らないよう配慮しながら作業を進めています。玄関まわりは人の出入りが多く、植栽や表札、インターホンなど様々なものが密集しているため、水圧をかける角度にも一段と注意を払っています。高圧洗浄機の水圧は建材や部位によって強さを調整し、劣化が進んだ箇所を必要以上に傷めないよう注意しています。

高圧洗浄(外壁・玄関まわり)
高圧洗浄(外壁・玄関まわり)

汚れの種類ごとの落ち方の違い

一口に「汚れ」といっても、砂ぼこりのような単純な付着物と、藻やコケのように根を張るように付着したもの、チョーキングのように塗膜そのものが劣化して発生する粉状の物質とでは、洗浄の効き方が異なります。特にコケは表面だけでなく細かな凹凸の内部にまで入り込んでいることが多いため、水圧と距離を調整しながら根気強く洗い流す必要があります。

屋根面の洗浄はムラなく、丁寧に

スレート屋根の溝に潜む汚れ

屋根はスレート材の溝に汚れが溜まりやすく、洗浄が不十分だと下塗り塗料の吸い込みにムラが出てしまいます。高圧洗浄機のノズルの角度や距離を調整しながら、一枚一枚のスレートの溝まで水を行き渡らせるように洗浄しました。屋根は勾配があり足元が不安定なため、安全帯を使用しながら慎重に作業を進めています。

高圧洗浄(屋根面)
高圧洗浄(屋根面)

洗浄後の乾燥期間

洗浄直後は水を含んで色が濃く見えますが、乾燥すると本来の色味に戻ります。表面だけでなく下地の内部までしっかり乾かす必要があるため、この後、丸一日ほど乾燥期間を設けてから下塗りに進みます。乾燥が不十分なまま下塗りを行うと、塗膜内に水分が閉じ込められ、後の膨れの原因になることがあります。

洗浄後に行う劣化箇所のチェック

洗浄が終わると、汚れが落ちたことで隠れていた小さなひび割れやコーキングの劣化が見えやすくなります。この段階で外壁・屋根全体をあらためて確認し、下塗りの前に補修が必要な箇所がないかをチェックしています。洗浄前には汚れに紛れて見落としがちな不具合も、洗浄後は発見しやすくなるため、この工程は次の工程に進む前の重要なチェックポイントにもなっています。

下塗り(シーラー・プライマー)で密着力を高める

下塗りは「橋渡し役」

洗浄・乾燥が完了したら、いよいよ下塗り工程です。下塗り材は上塗り塗料の密着を高めるための橋渡し役で、この工程を省略したり手を抜いたりすると、どれだけ良い上塗り塗料を使っても本来の耐久性能を発揮できません。屋根材の状態や吸い込みの程度を見ながら、ローラーで均一に塗布していきます。

T様邸の屋根での下塗り

今回の屋根は経年劣化によって色あせと表面のざらつきが見られたため、下塗り材をしっかりと浸透させることを意識して塗布しました。吸い込みが激しい部分は塗料の量を調整し、下塗り材が均一に行き渡るよう確認しながら進めています。乾燥後、この上に中塗り・上塗りを重ねていきます。

下塗り塗布(屋根)
下塗り塗布(屋根)

密着力を左右する塗布量の管理

下塗り材は塗る量が多すぎても少なすぎても本来の性能を発揮できません。塗りすぎるとタレやムラの原因になり、逆に薄すぎると下地への密着が不十分になります。使用する下塗り材ごとに定められた標準塗布量を目安にしながら、屋根材の吸い込み具合を見て量を調整するのが職人の腕の見せどころです。

よくある質問

Q. 高圧洗浄だけで外壁はきれいになりませんか?
A. 表面の見た目はきれいになりますが、洗浄はあくまで塗装前の下地処理の一部です。洗浄後に下塗り・中塗り・上塗りを行わなければ、保護膜がない状態のままとなり、汚れやコケが再びすぐに付着してしまいます。

Q. 下塗りの色が最終的な仕上がり色と違うのはなぜですか?
A. 下塗り材の多くは無色または白に近い色をしています。これは下地との密着性能を優先した材料であるためで、仕上がりの色は中塗り・上塗りの段階でつくられていきます。

次回予告

次回の現場報告では、外壁・屋根の中塗り・上塗り工程をご紹介する予定です。色が入ることで見た目の変化が分かりやすくなりますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

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